英国問題は鎮火したか
英国離脱が国民投票で決まりました。
少しさかのぼりますが これを受けて一時円相場は2年7か月ぶりに99円台まで急騰し株式市場は4か月ぶりに1万5000円台を割り込み下げ幅は1300円を超えました。
私のPFを始め株価は全面安となり先行きに不透明感が漂いました。
NYダウも一時540ドルの下げを見せていますがサザンやエクソンモービルなどあまり値を下げていないように思えます。
さて投票結果ですが想定外というよりどちらに転んでもおかしくないほど拮抗していましたが結局残留に留まるという予想は裏切られ離脱派が勝利を収めました。
いつ脱退通告するかが次の争点ですが少なくとも2年は掛かる見通しで今すぐにというわけではないですね。
いますぐ多大な影響がでるわけではないですが安全資産として円が買われる可能性が非常に高いですから当然円高になります。日経平均に組み込まれている主要企業は輸出が主としていることから業績悪化が懸念され先行き不安から売られ空売りも拍車がかかりどんどん値が下がる可能性が高いです。
英国EU離脱で日本円は痛恨の「最強通貨」に:日経ビジネスオンライン
今現在は円安にふれてきています。
フランスの反ユーロ政党を筆頭に国民投票がツールとして使えると認識され離脱の動きが加速しないか不安視されます。その影響は大統領選にまで広がりトランプ氏の支持の勢いがつくとまで言われています。
不在者投票の制度もあるみたいですがそのためには権利を獲得しなければ投票はできなく雨のため行かなかったひともいたみたいなことをTVでほのめかしていましたが本当とは思えません。歴史的な投票ですからね。
口先介入で為替介入がされるかが期待ですが歴史的にみると円安水準でアメリカが牽制しているので難しい状況です。
円高になると輸入の負担が増えるわけですからもしかしたら食料品が値上がりするかもしれませんかといって輸入を減らせば経済は縮小しますから減らすわけにはいきません。
ノを輸入するという事は、輸入価格より遥かに高値で国内販売するので、国内で新たな価値が生まれます。
アメリカは同時に輸入大国でもありますから引用文から推察すると経済を拡大することが重要で貿易赤字などあまり気にとめてないように感じます。
しばらくは世界継続減速とともに英国離脱が波紋を広げそうです。