トランプショックに備えて日本株のポジションをどうすべきか
すこし日本株のポジションについて悩んでいます。
というのも円高・株安は避けられず外部要因の原油安や大統領選も控えており業績はいいのですが政策もむなしくどんどん下降気味です。
円買いが加速することが予想されます。が為替市場の一般論として共和党が勝てばドル高、民主党が勝てばドル安という見方もあります。
共和党トランプ 民主党ヒラリー
100円切るかどうかわかりませんが近々の動きを見ると円高傾向にあります。
ヒラリーとクリントンいずれにせよ備える必要があるのかなと悩んでいます。
「トランプの方が有権者へのアピールが上手いから」ということに尽きます。
このところアメリカでは毎日のように発砲事件、テロ事件があり、それも警察官を狙い撃ちにする、元海兵隊員のテロなど、まるで映画に出てきそうな手強い悪者による、突拍子もない攻撃で、皆、ガクブルになっています。
そんなとき、トランプはすかさず「法と秩序(Law & Order)を!」と叫んだりするわけです。
オバマ大統領を決めるときも演説のうまさが目立ちましたし大衆もそれを受け入れこの人ならと票を入れるでしょう。
NAFTAをやめる、NATOを見直しする、ロシアと仲良くする、日米安保条約を見直す……トランプが主張している、これらの事は、いずれもニクソンが言いだしそうなコトです。
ニクソンは米国製造業の国際競争力が衰え始めたとみると、すぐに「ニクソン・ショック」でドル/円の変動相場制に移行し、ドル安政策を始めました。このあたりの采配を、トランプは大いに参考にすると思います。
当時のレート
本日は先週の米雇用統計もあり上がるとは思うのですがいつまで続くか分からず日本市場にはやや懐疑的な姿勢です。
このNISAという制度もこうした判断を遅らせる要因にもなります。税金というアドバンテージがあるため資金を引き揚げていいかどうか分からず結局そのままになっています。
大統領選の年は為替は動きにくいという説もありますが今年はすごい変動している印象です。
1972年以降11回平均変動幅 | 21.39円 |
プラザ以降7回平均変動幅 | 15.33円 |
プラザ以降(除く2008年)の6回平均変動幅 | 13.96円 |
オバマ民主党政権の時代は(2009年~2016年)、前半は円高(ドル安)が進行しましたが、後半はアベノミクスによって円安になりました。この円安の動きに対して、民主党のオバマ政権から通貨安政策だと批判が飛び出すかと警戒しましたが、結局は何も出てきませんでした。
もう為替介入はしづらくアベノミクス相場も期待できそうにないのでキャッシュで持っておくのが一番ベストかなと考えたりもしています。
共和党は、為替レートは市場が決めるというスタンスを取りながらも「強いドル」政策を掲げています。一方、民主党は貿易に関し保護主義的であり、貿易上で優位に導こうというスタンスを持っています。従って、米国の貿易上不利になる相手国の通貨安政策や介入(自国通貨売り介入、円売り介入)に対しては批判的です。このような基本的スタンスの違いから、「共和党が勝てばドル高、民主党が勝てばドル安」と言われていますが
第87回 米大統領選挙とドル円相場 | ハッサク「ハッサクのなるほど為替超入門」 | 楽天証券
ドル安になればドル高に苦しんでいたグローバルな企業も躍進できるでしょうが結局どうなるかは市場のみ知るでしょうか。
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