日本トイザらス
トイザらスは日本で成功したのか
トイザらスの店は米国トイザらスの約三倍の売り上げがある事実がありますが
トイザらスがコストコやカルフールと同じように米国そっくりの面積や
カタチにこだわって店舗を作ったことが失敗の原因ともいえる
さらにその店舗に米国と同じ商品の扱いにこだわったこと
これは初めから可能な限り米国と同じ店舗つくりを目指していたからといえるでしょう。
同じように売れたとしてもそれは単なるまぐれあたりに過ぎません。
ここでもマーケティング不足がすこし垣間見えます。
いわゆるトイザらス渋滞こそトイザらス失敗のなによりの証拠??
これは本を読んでいて疑問に思いました、渋滞が起きるほど人気なんじゃないの??と考えていましたが
日本トイザらスは日本の地価事情に逆にとらわれ、日本流通業チェーンの過去の立地マーケティング常識にしたがって地価の高い・車両通行の多い道路に面したいわゆる有利立地に出店しています。
好意的ともとれるこの事象ですが車の通行量の多い道路に面した立地を選んで出店しているため渋滞が発生しこれはトイザらスに押し寄せる客の車だけで発生しているものではないみたいです。
一般的な不便な立地に出店し渋滞が起きているのであればそれはトイザらスだけの渋滞となります。
トイザらスのあの膨大な在庫量こそ、マネジメント能力不足の証拠?
トイザらスは米国と同じ面積の同じ形の店舗を作った結果、その広い面積に売れ行きとバランスのとれない大量の過大な在庫を積み上げざるを得なくなりました。
日本と比べて米国の方がコストに占める地価・建築費の割合が低く他方で店舗間の距離の長い米国では配送時間・人件費がコストに占める割合が高いという事情があります。
ということは地価の低い土地に大きな店舗をつくりその店舗に大量の在庫を置いて人件費やコストのかかる配送回数を減らしたほうが米国ではコストダウンできます。
日本の場合は店舗の大きさを2分の1くらいの大きさにし必要な在庫だけストックするほうがはるかにコストダウンできます。
データだけ見れば成功となりますが本当はもっと売れて儲かる可能性をフイにしているという意味では大きな失敗かもしれません、日本に合わせた売り方を見出す必要があります。
トイザらスのカスタマーのターゲットは子供です。子供に支払い能力はありませんから大人が払います。ここでの大人はカスタマーではなく単なる消費者に成り下がるため渋滞原因が発生しやすいトイザらスに行く足は自然と重くなると考えてしまいます。
トイザらスの銘柄はなかったので関連株
ボルネード・リアルティ・トラスト【VNO】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス
ボルネード・リアルティ・トラストは不動産投資信託会社。ニューヨーク大都市圏(主にマンハッタン)やワシントンDCとバージニア州北部地域にオフィスビルや小売物件、シカゴなどにショールーム、オフィススペースなど展示ホールを所有。さらにトイザラスと不動産会社アレキサンダースの株式を所有するほか、マンハッタンにある「ホテルペンシルベニア」に投資。