実物投資
バフェットと言えば
2008年パニックによる下げ相場の底からほどない2009年11月バフェットはバーリントン・ノーザン・サンタフェ(BNSF)鉄道の株式を100%取得したと発表しました。この買収を国への賭けと表現しています。
2009年11月3日、ウォーレン・バフェット率いる投資持株会社バークシャー・ハサウェイは、BNSF鉄道の持株会社であるバーリントン・ノーザン・サンタフェ社の株式を100%取得することを目指すと発表した[3]。バフェットは、アメリカにおける貨物輸送においてはトラックよりも鉄道が優位と見ており、長期的に株式を保有すると言明。買い増す株式は全株式の77.4%に達した(残る22.6%はバークシャー・ハサウェイとバーリントン・ノーザン・サンタフェ社が保有していた)。取得価格は1株あたり100ドルとし、取扱高340億ドルはバークシャー・ハサウェイにとって過去最大規模の投資となった。結果として、263億ドル(同時期の日本円にして2兆4000億円)で買収に成功した。
鉄道は究極の実物資産である、鉄道は通行権、隣接地の鉱業権、線路、ポイント信号、操車場、車両など、一群の実物資産で構成されています。
鉄道は小麦、鋼鉄、鉱石、畜牛、ほかの実物資産を輸送することで金を稼ぐ。
鉄道は実物資産を運ぶ実物資産。
バフェットの買収は、紙幣から実物資産に移行し、それらの資産を証券取引所閉鎖の影響を受けないようにする行為ととらえれば最も分かりやすい。
インフレや金融パニックから資産を守るヘッジでもある。
鉄道をまるごと買収することなどできない個人投資家はそれを金を買うことで同じ賭けをすることができますが規模が違うのでそれに踏み切る投資家はなかなかいないでしょうか。
実物資産資産といえば不動産、住んでいる家でしょうか。しかし投資用ではなくただの住まいという不動産が圧倒的に多いでしょう。
米著名投資家バフェット氏、北米鉄道大手BNSFを買収 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News