インターナショナル・ペーパーIP
世界最大の製紙会社、セクターが素材関連です。
インターナショナル・ペーパーは紙・包装材メーカー。ライナーボード、再生中芯原紙、クラフト紙等の業務用包装製品、カタログ、グリーティングカード、書籍向けの非塗工紙、製紙用パルプ、ブリストル紙(厚紙)を製造。また、家庭用包装製品として食品、化粧品、医薬品、書籍カバー、その他業務印刷用の塗工板紙を製造する。ブラジルにて森林地を所有、管理する。
同業種内順位時価総額12位 売上高5位
同業種内順位時価総額1位 the dow chemical
同業種の日本企業 王子HD 主な日本法人 インターナショナルペーパージャパン
ブランド
Unisat(高密度板紙)SpaceKraft(液体・バルク梱包材)
S&P格付けBBB
利回りはだいたい3.7%くらいでしょうか。紙製品・林産品セクターはあまりないので取り上げてみました。
(企業概況)
世界最大の製紙会社、生産量で断トツ、北米シェアの約3分の1を占めるダンボールなどで産業用梱包紙に強く同社の収益柱。1990年代末から買収で板紙強化の一方地主と言われた莫大な保有林は売却。24ヵ国に拠点。
今回の買収で、インターナショナル・ペーパーは18年末までに年間1億7500万ドル(約190億円)のシナジー効果が見込めるとしている。
IPは少しでも儲からないビジネスから次々に足を洗い今ではほぼ段ボール専業に近い事業構成になっています。
アマゾンで使用する段ボールの過半数を提供していますのでアマゾンの出荷数が伸びると同社も伸びるかと思います。
一般に米国の景気が現在のように拡大基調にあり、金利が上昇しはじめる局面では、工業、素材、消費循環、エネルギーなどのセクターがアウトパフォームしやすいことが知られています。
同社は世界最大級の製紙会社です。段ボールなどの工業向け梱包、印刷用紙、紙コップなどの消費者向け紙製品が主力です。
このうち工業向け梱包の北米でのマーケットシェアは32%で首位です。同社の工場は最もローコストで、競争力があります。それは税引き・利払・償却前利益マージン(23%)にも反映されています。
「バロンズ」がインターナショナル・ペーパーに強気の記事を掲載
段ボールの需要はリーマンショック後、横ばいを続けていますが、価格はじりじりと上昇しています。今後、ボリュームは着実に増加してゆくものと思われます。
1株配は継続増配気味も売上高の落ち込みが少し気になります。素材関連は石油価格やエネルギー価格と連動する場所が近いので
セクター別で考えた場合
エクソンモービルかダウ・ケミカルでしょうか。IPも気になりますがあまり投資している方を見かけないので静観状態です。