企業が永続するために必要なこと

今読んでる本にこんな文章がありました。

世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち

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マーク・ベニオフ,カーリー・アドラー ダイヤモンド社 2008-09-05

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企業が永続できるかどうかは評判にかかっている、顧客、従業員、地域会社から信頼を勝ち取ることが重要だ。

 

 ユナイテッド・パーセル・サービス(通称UPS)は米国内外で小包や書類の宅配サービスを展開。小口貨物輸送、混載トラック輸送、税関手続き、物流関連テクノロジー支援、製品受注・発送管理、製品返品・修理管理などのサプライチェーンサービス、中小企業貸付、貨物保険、代金決済などの金融サービス、荷物梱包や発送サービスも提供する。

創業社ジムケーシーの言葉で他人を育てている間に自分を育てている、良い経営というのは正しいことを行う、決意した人間が協力して働けばあらゆることが可能であるなど。

 

 

ジムのモットーは最高のサービスを最低の価格で。

 

UPSは連結配送システムを利用し同じ地域に届ける荷物をまとめることで効率性を高め配送距離にもとづいたゾーン価格制を導入しドライバーに担当配送経路を割り当てました、そうすることでドライバーが顧客と顔見知りになることができると考えたそうです。

 

面識のないひとと顔見知りが届けるでは話がまったく違います。普段わたしたちが使う運送会社も顔見知りとなれたドライバーが届けてくれるというのはすごいことだと思います。

個々の顧客への配慮が後にサービスの良い会社だとの評判につながりますね。最近はレビューを見て買い物をするひとが増えましたが本当に良い口コミは口コミでは広がらないというのが個人的な見解です。

 

 

いまは当たり前になっていますが毎日自動的に荷物を引き取りにいくサービスや再配送サービス、配送不可の荷物を返却するサービス、1924年には荷物を処理するための初のベルトコンベヤーを導入し同社の将来を決める技術革新となった。

 

1975年にはUPSは米国の大陸内のすべての住所への配送が可能な会社となりました。

 

ドローン配送で宅急便の必要性がなくなると思いがちですが中は機械化しても結局最後は人の手で届けられることに変わりはないので配送という仕事はなくならないと思います。なんだかんだドローンはコストがかかりますし再配達という仕組みをなくす画期的なアイディアが出れば人件費も運送代（ガソリンなど）ぐっと減ることででしょう。

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航空貨物サービスだけでなくグローバルサプライチェーンの管理、管理輸送、コンサルティングサービスを提供している。個人対応のサービスを重視する姿勢や革新を起こす意欲に加え従業員や地域会社に対するコミットメントも植え付けていきます。だから地域貢献も欠かさないし慈善事業も行っています。地域社会がうまくいけば私たちもうまくいく、

こういう会社は本当に永続する意識と価値観を持っているのではないかと思います。

 

UPSは環境的に持続可能な経営にも熱心で最も燃料効率の高い航空機を所有しているし無害廃棄物の削減にも取り組んでいて2005年ですがもっとも持続可能なグローバル企業100社に配送業者では唯一選出されています。

 

 

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