テスラ 資金調達へ
まだ確定ではないですが資金調達の可能性が出てきました。
米電気自動車専業のテスラ・モーターズ<TSLA>は前週末、7-9月期(第3四半期)中の資金支出総額が11億ドル(約1120億円)と、同社の6月末現在の手持ち現金32億5000万ドル(約3300億円)の3分の1に達する見通しを明らかにした。このため、今後、新規資金の調達の可能性が出てきた
テスラは現在、ネバダ州に建設中の大規模電池工場「ギガファクトリー」の竣工が間近に迫っており、また、来年からは同社初の量販向け「モデル3」の生産を開始する計画。しかし、同工場の建設・運用で必要となる資金は16年で約5億2000万ドル(約530億円)としているが、実際にはこの額を上回る見通し。さらに、米太陽電池パネル大手ソーラーシティ<SCTY>の26億ドル(約2650億円)の買収合意で資金繰りがタイトになってきている。このため、テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は今月初め、ソーラーシティの買収が完了すれば、来年にも新株発行を伴うエクイティファイナンスの必要性を指摘している。
キャッシュが心配になってきますね、持ち株のベライゾンも買収がここのところ目立ったので心配です。
強気な生産目標と資金に対する懸念でどちらの勢力が強いのでしょうか。
テスラは2010年6月の上場後、当期純利益で1度も黒字になったことがない。テスラのようなベンチャー企業の株価は主に将来のキャッシュフローを現在価値に割り戻して算出されるが、資本市場でのテスラへの期待の高さが改めて理解できるだろう。
独フォルクスワーゲンの排ガス問題で電気自動車が注目されていますが資金面での不安が大きくある程度の政府の後押しもほしいところですね。