マクドナルド MCD
今日は会社でお客さんにこっぴどく叱られて落ち込んでいるという私情をはさみながら今回もMCDマクドナルド
マクドナルドはハンバーガー・ファーストフードのフランチャイズ経営を行う。主力ハンバーガーの他、サラダ、コーヒー等の各種ドリンクやデザートを提供し、メニューの拡大を推進。売上の内訳は直営店とフランチャイズ店から成る。事業は米国、欧州、アジア太平洋・中東・アフリカの地域別部門で構成。店舗数では「サブウェイ」に次ぎ世界2位。
同業種内順位時価総額1位 売上高1位
テーマ
定番商品、節約、中国、アジア開拓、オリンピック
s&p格付けBBB+
(企業概況)
外食で楽しむ世界首位のハンバーガーチェーン。短時間で気軽に食事を楽しむファストフードの先駆。直営店運営とフランチャイズ収入が柱。米国ではドライブスルーが過半で日本では1971年に銀座1号店を開業。ビッグマック・エッグマフィン・フライドポテトが看板商品。ただ近年は健康志向の逆風で2018年までに約1割超の4,000店撤退FC比率を81から93%に引き上げ株主還元の強化など大胆な再建策を発表。保有資産のREIT化見送り
(業績概況)
2015年通期は全地域で既存店が減少、ドル高が重荷。連続の減収減益であったが4Qは朝食メニューの終日提供が奏功、既存店増加が鮮明に。16年は不採算店撤退など再建策も効果を再現。利益は底打ちか。
ハンバーガーを製造・販売する本来の事業は、法人税負担のある一般事業会社として行います。店舗として所有している不動産はすべてREITに売却し、マクドナルドはREITに賃料を支払うことになります。賃料は費用項目なので利益を圧縮できます。
マクドナルドから分離したREITは、マクドナルドの店舗(不動産)を保有し、マクドナルドに貸して賃料を得ます。その賃料収入から賃貸の経営に必要な経費を控除して、残った利益を投資家に配当として支払います。このとき、配当要件を満たせば法人税が免除されます。税負担が軽減されるため、分離前のマクドナルドよりも、分離後のマクドナルドと新設REITの合計額のほうが企業価値は高まると考えられます。
また税効果の点で投資家から好まれるため、株価収益率(Price Earnings Ratio)の倍率などのバリュエーション指標で見たとき、一般事業会社よりも、REITの方が株価が高く評価される傾向があります。そのため、分離することで株式時価総額がより高まることも期待できます。
マクドナルドなりの株主還元策でしょうか。大胆です。
マクドナルドのチャート
コカ・コーラのチャート
コーラあってのマクド、マクドあってのコーラと個人的には思っているので双方の業績が株価と深い結びつきがあるなら似たようなチャートの動きになると睨んでいます。
ですのでコカ・コーラ株から仕込んでいきたいですね。